今回は、家族旅行と遠征釣行を兼ねての旅ということで、GTが生息する北限、鹿児島から高速船で2時間でゆける屋久島に行ってきた。 

双子台風15号・16号が接近する中、屋久島行きの船は欠航になるかどうかの瀬戸際。娘と妻と3人、無事宮之浦港の地を踏んだときは、到着できただけでもう幸せ。

こういうことが旅を楽しくさせるんだよね^^

レンタカーを借りて、最初の宿、マリンブルー屋久島にチェックイン。 早速、宿の前の海へ。 

 ウネリが入ってきているが、波打ち際で遊ぶぐらいなら大丈夫。 

だんだん波風が強くなってくる。 台風の最接近は24時ぐらいの予報だから当然、この日の夕マヅメ、翌朝の朝マヅメも釣りは諦めた。




屋久島釣行2日目


さて、2日目の夕方、永田の四ツ瀬に降りてみる。

ここは前回、3月に来た時に入ったことがある場所だから、ある程度馴れている。 台風が去ったあとのウネリが残っていて、いいサラシが広がっている。

トップからはじめて、レンジを下げてゆき、アダージョヘビー125を底からの巻き上げて来た水面近くところでガツン!っと。

銀色の平べったい魚体が反転したのが見えたが、フックアップせず。

同じところをもう一回、通すと、またガツン!乗らず。

3回目。同じくガツン!乗らず。

群れで居たところからカスミアジかな?なんて想像をしつつ、反応があるだけで嬉しい。

そして日が暮れてきたので、磯上がりすることに。 


屋久島釣行3日目





3日目の朝マヅメ。

今日は、宮之浦の最高に美味しいお寿司屋さん「若潮」の2代目、玄さんとご一緒させていただいた。 

若潮
〒891-4205
熊毛郡屋久島町宮之浦421-35
http://loco.yahoo.co.jp/place/g-fO5KO_Vu1lQ/

ショアGT狙いで屋久島へ行く方は、ぜひ宮之浦の若潮さんに立ち寄ってみてください!

若潮の2代目は毎日磯に立っているほどの釣り好きですし、メチャいい方ですから。 釣りの話をすると島のこと、魚のこと、いろいろ教えてもらえます。


サラシが広がっていい雰囲気。 アダージョヘビー125を底からの巻き上げで中層でゴン!とアタってきたのはスマガツオ。こっちではオボソと呼ぶ美味しい魚。

40センチぐらい。

ミュートス・アキュラ100Hでは、余裕。 

まあ魚の反応は薄いけれど、磯の上での談笑はメチャ楽しい。玄さんとはとても楽しいひとときを過ごさせていただいた。 


3日目の夕マヅメ。

送陽邸に宿を移してから、玄さんはお店に立つので、四ツ瀬へ単独釣行。 

まだまだウネリが残っていて、サラシも利いている。

今朝のスマガツオを喰うぐらいのGTが出ることを信じて、ビッグプラグから始める。

そしてシンキングペンシルに替えレンジを下げてゆき、やはりアダージョヘビー125を底からの巻き上げにしたところで、サラシの下でゴン!横走りする魚がヒット。

よく引くが、まだまだ余裕。 上がってきたのはカスミアジ2キロぐらい。

さあ、あとはビッグフィッシュだけに狙いをしぼって、ローデッドF180を投げ続ける。

速い誘いから、ゆっくりの誘いまで、いろいろなルアーアクションを試す。

長くストップを入れてみたり、風で横に流してみたり。

するとサラシが切れた沖合い35メートルぐらいのところで、背びれを立ててローデッドに近づく魚体が見えた。

直後、一瞬だけロッドに重みが乗る。

なんだろ?ダツかねー? 


辺りは、少しずつ暗くなってゆく。

少しずつ引くコースを変えたり、風で横に流しながらサラシの際、サラシの中を誘ってゆく。

アクションはゆっくり。

ラインのテンションはゆるめないでサラシの流れに任せる。

すると手前15メートル。フラ~と横に流れるローデッドにサラシの下から水面を割ってズバボンッ! 

おおっ! 


でも乗らない。

サラシの中でルアーは揉まれているので、そのままピックアップしないで止めてみる。

するともう一回ゴンッ!

でもまた乗らない。


ダイビングペンシルって、アクションさせなくても喰ってくるんだな。オモシレー!

なんて思いながら、そのまま岩にラインが触れないようにサラシの中で止めていると、次は水面を割ってジャンプしながらルアーに喰ってくる。

長い胸ビレ、銀色の平べったい魚体、明らかにGTだ。 また乗らない。さらに止めていること10秒ぐらい?

時が止まって永遠のように長かったような感覚。


もう一回、水面を割ってジャンプしながらルアーに飛びかかってきたのが見えたあとに、ズンッとロッドに重みが乗った。

ひと呼吸置いてフッキング。

決まったー! 

ここはオープンウォーターで、ハエ根も無いと聞いているので、瀬際と左側の回り込みにだけ気をつけて距離を詰めてゆく。

サラシの下から見えてくる平べったい銀色の魚体。 瀬際の突っ込みを耐えて、ウネリに乗せて一気にズリ上げて上がってきたのは、 きたー!! 

ロウニンアジ。サイズは77センチ。

重さは分からないが6キロぐらいじゃないだろうか。 

ロックショアから、初めてのいいサイズ。  やったぜー!

辺りは、もう薄暗い。 

急いで血抜きをして担いで、四ツ瀬を後にした。山登りキツかったー!  


屋久島釣行4日目





4日目の朝マヅメ。

もっとデカいGTを夢見て、レイジングブル95SDを担いで、同じく四ツ瀬に降りる。

かなりウネリは収まってきたが、雰囲気はいい。


この日は、玄さんにカンパチっぽい、いいアタリがあっただけで、終了。

帰りの船と飛行機の時間が迫っているので、7時半には磯上がりをして帰路についた。 


やっぱり、成果が上がった遠征は最高だな。

 6キロというと、この世界ではまだまだ小さいロウニンアジだが、それでもロックショアで運だけじゃなくて、ちゃんと準備をして狙って獲った一匹はとても嬉しい。

次の目標は20キロオーバーだな。


使用タックル

 
ロッド:ゼナック ミュートス・アキュラ100H

リール:Daiwa キャタリナ 6500H

ライン:PE6号+YGKよつあみDMVナイロンショックリーダー170lb 5ヒロ

ルアー:DUEL アダージョ125 ヘビー Maria ローデッド F180