トカラに行っているうちに、いつの間にか黒潮が寄ってきた伊豆諸島。
ここのところ関東が急に暑くなってきたのも、この潮流の影響だろう。
待ってました!とばかりに、三宅島行きの橘丸に飛び乗った。
三池港の桟橋先端の工事について、ネットで調べると工期は2017年3月まで、とある。三宅島在住の知人に聞いてみると、工事が終わったのは本当らしい。
いよいよ期待が高まる。
朝の4時50分。三宅島に到着。
もうかなり明るい。夏だなあ。
桟橋先端でロッドを振り始める。
潮は、北東に向けてかっ飛んでいる。
堤防際では、3キロぐらいのカンパチの10匹ぐらいの群れがボイルしているのも見える。
どうやら、堤防際にいる7〜8センチぐらいの細長い小魚(ムロの子か?)を追っているらしい。
ところが、このカンパチが一度チェイスしたのみで、朝マヅメは終わり。しかも雨脚が強くなってきてしまった。
しかも、根がかりでジグを2個ロスト。
あれ、ここってこんなに根がかりしたっけ??
もしかしたら、工事で積み石か何かが入ったのかもしれない。
スローダウンして、休み休み投げることにする。
8時。潮は、少しだけ緩んだが、未だ力強い流れが北東に向けている。
フルキャストして底を取り、30シャクリ。また底を取って、30シャクリ。また底を取って、30シャクリ。
かなり手前まで来たが、再度底を取って5シャクリぐらいのところで、グンッ!!
キタ!!
首を振る感触。ジーーーーーとドラグが出る。
なかなかいいサイズか。久しぶりのカンパチかこれは。
と思ったら、フックオフ。
割と、堤防際近くの方に魚は付いているようだ。
もう一度。
次は、軽く投げて、潮に流しながら底を取り。
シャク、シャク、シャク、シャク、シャク、シャク、シャク、シャク、シャク、シャク、ゴゴン!!
やっぱりきた!!
ドラグを出されるが、慌てず浮かすと、なんと銀色の魚体に黄色いライン。ヒラマサだ。
抜き上げて、
イエーイ!
伊豆諸島では初めてのヒラマサ。3キロちょっとといったところか。
ヒットルアーは、撃投ジグ85g。
さっきのもヒラマサだったんだな。
隣では、石物師の方も竿を曲げており、1キロぐらいのイシガキダイ。やっぱり石物時間と青物時間は同じらしい。
さてさて、再開。
同じパターンでもう一度、バイトがあったが乗らず。
雨は上がったが、潮も緩んできてしまった。
島のカゴ釣り師の方々も、雨が上がったのを見計らって堤防先端に集まってきて、最近の状況などを伺いながら、ロッドを振り続ける。
時折、潮目の中で、カンパチらしき単発のボイルは続いている。
堤防際から潮に流されてはぐれた小魚を狙いすまして、一撃必殺で喰っているような感じである。
ボイルが出た向こう側の潮上へ投げて、流れに乗せて沈め、糸フケを多めにしてジグを飛ばすようなワンピッチジャーク。
グンッ!!ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ウォッホーッ
たのしー^^
浮かせては、走られ、
浮かせては、首を振って、走られる。
手前には、沈み石があるっぽいから、注意だ。
あまりにも走られるから少しドラグを締めて反撃に出ようか、としたところでフッ!あれ??
フックアウトらしい。
結構デカかったんじゃないか。
フックを新品に交換して、再開。
しばらくして、隣の石物師の方の竿が絞り込まれる。
これは、またジアイか?と、丁寧にワンピッチでシャクってくると、ゴンッ!!
乗ったあーー
やっぱり、カンパチは最高である。
堤防際には気をつけて丁寧に浮かせ、抜き上げる。
カンパチ、2キロは超えたかな。ヒットルアーは撃投ジグ85g。
こうして、潮止まりを迎え、満足した気分で帰路に就いた。
<タックルデータ>
ロッド :ゼナック ミュートス・アキュラ 100H
リール :シマノ 16バイオマスター6000PG
ライン :PE3号+フロロカーボンリーダー40lb 2ヒロ半
ルアー :撃投ジグ85g
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