ロッドの受注がひとまず完了し、資材類の発注も終えたところ。

となると、釣りに出掛けたくなる。

どこに行くか?

新島でも対馬でも種子島でも良かったのだが、やっぱりヤツを獲りたい!ってことで、奄美へ。

GTって、ポイントを選べばオフシーズンは無いような。

東風。

前から行ってみたかった西側の磯に乗れた!

水温はまだ23度。

ポッパーからはじめてみる。

数投。

モワンッ

ルアーの後ろで気配があったような。


続ける。

届く距離でイルカが跳ねるのが見えて、そっちの方向へキャスト。

まさか食わないか。

ポーズを長めに取ったジャーク。

と、

ズバシャーンッ!!

出た。

どでかい。

茶色い魚の横っ腹が見えた。

サメか?30、40キロどころではないサイズ。

焦らず止めて待つとラインに重みが乗り、ズズズッとドラグが出る。

足場の良いところで体制を立て直そうとするとプンッッ!

重みが消えた。

歯ズレブレイク。

またやってしまった。勝負したかった~

早くもお気に入りのブルポッパー殉職。

さて、どうするか。

ちょこちょことショートバイトはあるので、ミノーをサイズダウンすると、流れのヨレの中でヒット!

バラクーダ。3キロはないか。

10時をまわり、ルアーを沈めて、ジャークアップ、フォールを入れてジャークアップ。グンッ!なんかきた。

バラハタ。3キロぐらい。

ルアーは明日かもジョー90g。

このバラハタはストリンガーで活かして再開。

同じく明日かもジョーのジャークアップで広く立体的に探って、沖でズンッ!緩めのドラグが出る走る魚。

カスミアジ。こちらは実測ジャスト4キロ。

下げいっぱいで潮が止まり。

ゆるく休憩を挟みながら、続ける。

ストリンガーに掛けた魚を見ると、なにやらこれを狙う巨魚の影。

GTじゃないか?

ルアーを入れてみるが、魚の影は深みに消えていってしまった。


その後も、たまにストリンガーをチェックしてみると、ホワイトチップシャークがいたり、はっきりGTと分かる魚がいたり。

でも食う訳ではない感じ。

しかし、次に見にいった時は、半分が食われて上半身だけになってしまっていた。

半分でも食べられそうなので、そのままストリンガーに掛けたままにしておいた。

これが、のちに面白いことになる。


日が落ち始め、夕マヅメのチャンスタイムという感じになってきた。

しかし、沖の潮目では、なにを通しても反応がない。

もう回収の18時が迫っている。

すると、何気なくストリンガーのところを見ると、スバババッ!と水面が荒れ狂っている音がする。

サメが食っているのか?

と、付けていたルアーをヒョイ!っとそこへ投げると、でかいGTの姿が見えてラインが走った。

食ったみたい。

GTでかいし。

ジィーーーーーーーと走る魚をとっさにスプールを掴んで止める。

ロッドを立てて溜めると、大きな首振りをゴンゴン!深みに行けないと分かると横へラインが走る。

スプールを掴んで溜めて耐える。

ロッドがしっかり曲がり込むが、耐えていると反発で頭はこっちを向くみたい。すかさずラインを回収。

そしてセカンドラン。

いや、行かせない。掴んだ左手の中でスプールはジュッ!と回るが、最高速になる前に無理やり握り締めて止めた。ロッドの曲がりで受け止める。ロッドはExploreプロト2、バットを強化したプロト5の前モデルだが、バットパワーはなかなかのもの。

一気に浮く魚。勝ったか。

もう一回首振り。ガシガシガシ!

ん?

軽い。

まじか。またやってしまった。無念のフックオフ。

奄美では大きめの30キロクラスだったと思う。目測だけでキャッチしてないからなんとも言えないが。


いやー、心を焦がすいいファイトだった。ハンドドラグで指先も焦げた。

ヒットは、若干セコかったけど(笑)半分エサ釣り。

これで日が沈んで、一日目終了。

明日は、どの瀬に乗れるだろうか。

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