先日のブランクが届いたよ!って報告だけで、それに対して問い合わせをくれた方が数人。

こういうクレイジーなアーリーアダプターがいるから、この世界はホント楽しい!ワクワクする^^



さて、3ピースショアGTロッドのロッドビルドの計画。

考えを整理するため、また備忘録として書いておこうと思う。


やることは、大きく2つ

1.グリップ周りのセッティング

2.ガイドセッティング


機能だけで言ったら、ロッドビルディングにおいてやることは、この2つしかない。


グリップ周りのセッティングを考える。





グリップ周りのセッティングは、

EVAは使わず、必要な部材はPOM(ポリアセタール)を旋削で削り出して組もうと思う。リールシートはロックナットを入れたDPS20をダウンロックで。あとエンドキャップはありもののBRC22.0で。


RGガイドセッティングの観察





ガイドセッティングは、

スパインを確認して、スパインを背にして反対側にガイドを並べ、スレッドはダブルラッピングで巻いて、エポキシでコーティング。


問題はガイドの位置。アクションへの影響がかなり大きく出るし、試行錯誤の幅が大きい。

手持ちのロッドと並べてみる。

RGガイドっていいよな。


ちなみにミュートス・アキュラの100Hと100HHをどちらも持っているから確認してみると、15点のガイド位置は全く同じ。

ということは、もっと強いであろうこの3ピースロッドにRGガイドと同じガイドセッティングをする場合も、同じ配置でいいはず。

ガイドが多点になると、ロッドの強さや調子に関係なく、ロッドの長さが同じなら適切な間隔に収束するのだろう。

これならガイド位置の試行錯誤いらず、である。


RGガイドって、ホントに素晴らしいと思う。

ロングリーダーのトラブルの少なさ、トップガイドの糸絡みの少なさ、かと言って摩擦が大きくなるような印象はほとんどない。

究極の理想を求めてロッドを組むとしたら、RGガイド採用だよなあ。


ちなみに、権利関係も調べてみたが、登録商標は取得されているが、特許にはなっていないみたい。

確かに、ありもののFujiのガイドの並べ方だけと言えばそれだけだから、特許にはなりえないのだろう。


ガイド構成を改めて観察してみると、

トップガイド(T-MNST 12H)の次は、同じガイドリング径のT-KWSG 12が10個並ぶ。

それから3rd バットガイドにT-KWSG 12M、2nd バットガイドにT-RVSG 16H、そしてバットガイドがT-RVSG 25H。

先端12個のガイドリング径は同じ。確かに常識からすると、かなり特殊な感じ。

位置はそれぞれ、トップから60mm、130mm、230mm、335mm、445mm、565mm、695mm、820mm、950mm、1080mm、1210mm、1350mm、1525mm、1760mm。

ちなみに、バットガイドの「T-RVSG 25H」は市販品で買えるものを探してみたが、どこも欠品。こちらのトルザイトバージョンの「T-RVTG 25FH」ならネットショップで手に入る。

市販品のガイドを使うと、ガイドだけで2万円以上になってしまうから、量産するには実現の可能性は低いかなあ。

ロッドテスト希望者を募集します!





このロッド(またはブランク)をテストしてみたいよ!という方は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。

廣瀬一京

ikkei.hirose@gmail.com

すぐに希望に添えるかは不確かな上に、有償にはなりますが、ご希望を預かりたいと思います。

完成したロッドを希望か、ブランクを自分でビルドして試したいのか(もちろん、こちらの方が早いです)、書き添えていただけたら、ありがたいです。

*本業が忙しく、すぐに返信できないかもしれませんので、その点はご了承ください。