今回の旅は台湾の離島。
ずっと行ってみたかったんだよね。
前に台湾に行ったのは、15年も前。
あの頃は、バックパックを背負って、北の基隆にフェリーで着いて、歩いて野宿をしながら2週間かけて高雄までたどり着いた、というかなりハードな旅だった。
今回は、ゆったり子連れ旅。
15年も経てば、僕自身もいろんな意味で変わったし、台湾の街も大きく変わった。
でも、相変わらず、胸を熱く焦がしながら旅をしてるんだなあ。
目指すは、台湾の南東に浮かぶ孤島、緑島(リューダオ)。
高橋哲也さんの釣り番組でも紹介されたことがある島だが、どうみてもGTが出そうな場所。
黒潮は、台湾と与那国島の間で一度列島を横切って、沖縄の北側を流れ、トカラあたりでまた列島を横切って南側を流れる。
台湾の東側は、そんな黒潮がかすめる海域。
じつは他の島も検討したのだけれど、亀山島(グイシャンダオ)は上陸制限のある島のようだし、蘭嶼(ランユィー)は動植物の採取は禁止されているみたい(調べたところでは動植物の持ち出しは禁止だが、釣りは大丈夫かもしれない)。
飛行機で台北に着いて、1日目は台北に宿泊。
翌朝、台北から台東までは台湾鉄道(特急)の東廻りで3時間半、
台東駅から富岡漁港までタクシー、そしてボートに乗り換えて1時間。
(富岡漁港の堤防の外洋側では竿を降っている人も。ここも可能性はありそう)
緑島にたどり着いた。
ちなみに、オフシーズンの緑島行きのボートは一日2便のみ。9:30発と13:30発だけだから、なかなか乗り継ぎはよくない。ここまで1日半。
台北>台東、台東>緑島どちらも飛行機を使えば、日本を出発したその日に緑島まで辿り着くことはできるみたい。ただ、緑島行きの飛行機はすぐに満席になる。
台北>台東(立榮航空)
https://www.tta.gov.tw/index.asp
台東>緑島(德安航空)
https://www.dailyair.com.tw/Dailyair/Page/
さて、宿は狙いの南端のポイント近くの、White Sand Beach 32(白沙灣32號民宿)に。
周りにお店などは無いが、清潔でオーナーもフレンドリー、とても過ごしやすい。
地図上では、すぐ近くに見えるが、歩くと宿から南端まで1時間以上はかかる。
電動バイクはやっぱり必須。
さて、日が傾いてきた。
磯の下見をしておこう。
ヤギが群れる牧草地帯を抜けて、
崖を降り、まずは島の最南端に。
沖にハナレ岩があるためか、本流はその外を流れ、射程範囲よりも遠い。
次に1つ西側の次の岬へ。
ここは雰囲気はいいが、シモリがガチャガチャすぎて獲り込めないか。
もう一つ西へ。
ここは本流が近く、比較的足元からドン深で、やりやすいか。
ちなみに岩質は、礫岩。乾いていればゴムソールでも大丈夫そうだが、雨で濡れると付着した海苔が滑る。やっぱりフェルトピンスパイクがあったほうが良さそう。
別注ヒラマサ220に、何度かバイト&チェイスはあったが、フックアップはせず。魚が小さいのかな。
ここまでで日が落ちたので、明日朝はここで撃つことに決めて、家族の待つ宿に戻った。(案外暗くなるとルートを見失う。注意!)
さあ、あとチャンスは、明日の朝マヅメと夕マヅメ、明後日の朝マヅメの3回。
なにが出るか??
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